異常なドル高がなぜ起こっているのか?その3

SankeiBizからの記事を転載してみます。
『パニック的なドル買い』がいつまで続くのかがすべてでしょう。

『パニック的なドル買い』は株価の急落による投資家の追証発生、投げ売りによる結果だと考えられます。だとすると株価が下落している間はドルの需要が強いのでドルも強いと考えられますが、今回FRBが無制限の国債買い入れを表明したためこれをきっかけにして本来あるべき円高に向かう可能性もあります。FRBが金融緩和策を継続、拡大することを明確にしたわけですから、円高になるのが理屈です。そろそろ私は逆張りでドル円のショートを考えています。

 
ドル需要増 「有事の円」異変 基軸通貨確保へ買い集中

米国株が急落するなど金融市場の動揺が続く中、対ドル円相場は意外にもドル高・円安に傾く場面が増えている。新型コロナウイルスの感染拡大で、基軸通貨であるドル資金需要が高まり、「有事の円買い」を打ち消すからだ。パニック的なドル買いに対し、主要中央銀行はドル供給拡充の協調に乗り出している。

 23日午後5時現在は1ドル=110円台前半。多くの日本企業の想定レートよりもドル高・円安に傾いている。

 背景にあるのが、ドル需要の異常な高まりだ。3月期末の支払いや決算を控え、世界中の企業が世界最大の基軸通貨であるドルを確保しようとパニックになっている。このため、日本企業によるドルの資金調達コストも急上昇している。邦銀が円をドルに交換する際に上乗せする金利負担は今月19日時点で年初の10倍以上に跳ね上がった。

 パニックを抑えようと、主要中銀も矢継ぎ早に政策を打ち出している。20日には、米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行が協調して市場へのドル供給のさらなる拡充に乗り出した。

 ソニーフィナンシャルホールディングスの尾河真樹金融市場調査部長は「欧米で今週発表される3月の景況感指数は悪化が予想される。感染拡大に歯止めがかからない限り、リスク回避のドル買いが再び強まる可能性がある」と指摘する。日本企業にとっては、資材の輸入コスト上昇という「悪いドル高」にもなりかねず、ドルと円の綱引きから目が離せない状況が続きそうだ。(米沢文)

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