急激なドル高を読み解く

この数日の異常なドル高を説明するために言われだした『日本売の円売り!!』に対して専門家がコメントしている動画です。彼女は『日本売の円売り!!』を否定はしています(日本株が売られていないから)が、結局、『テクニカル的な理由』と安易な結論を出してしまっています。

おそらく彼女はドル円のチャートの実際の動きを見てはいなかったのでしょう。
チャートを監視していた人からするとこの値動きは本当に異常でした。売りを入れていた多くのトレーダーの損切りが出て急激な円高につながったのはそうでしょうが、その前に明らかにドル高に持っていこうとする勢いのある買いが連続的に入り続けていました。

マーケットでは自由な売り買いが相場を作っていくと考える人々がいろんな指数を用いて説明しようしますが、残念ながらそれだけでは説明がつかないことが多いです。理由はマーケットを動かす大きな力が存在しているからに他ならないでしょう。権力者たちが自分たちの地位を守り有利な方向に市場を操作しようとすると、その意図に呼応して機関投資家たちが群れて利益を得ようとするというダークな世界が存在しているわけで、これをを認めなければ説明はつかないし、今回の私のようにコツコツドカンとやられてしまうのでしょう。

新型ウイルスが暴れだした1月21日以降の各国通貨の動き
新型ウイルスが暴れだした1月21日以降の各国通貨の動き

『リスクオフの円買い』が機能したのは1月31日まで。2月に入るとどの通貨もドルに対して弱くなっているのがわかります。それで喜ぶのは誰か?もちろん大統領選挙を控えたトランプとその周辺の金融資本家でしょう。もし2月に入ってもリスクオフの円買いが進んでいれば市場はクラッシュし、資本主義が崩壊していたという事も充分ありえます。逆にいうとそれだけ今の新型ウイルスは脅威なのです。